黒崎一護



黒崎一護



破面との先発隊いる現世の空座高校


ちっきしょう!!
分ってる!

あの時の恋次に俺がこんな風に 恋次に言いたいことも言えなくなる様になる
と思ってたなんて事は絶対にない!
元々のアイツのキャラ的にも状況的にも無理だ!
だが、俺はそんなあり得ない事すらを何度も勘繰ってはこうして打ち消している

「・・・ルキアを・・助けてくれ!」

そう言った時のアイツの本当に必死で真っ直ぐな熱い思いを知ってしまってから
アイツがルキアをすごく好きなんだって、大事に思ってると知ってしまったから
恋次の行動に俺は内心ムカツキながらもそれを止める事が出来ない!


だから!!
くそっ!!なんだっていうんだ!
だいたい何でこんなにムカツくんだ?!

今、現世の空座高校の一護のクラス内では 恋次がいつも何だかんだとルキアに
話かけては ちょっかいかけては 殴られたり、怒られたりしている
(あれ?あまり羨ましくねえ!?)
そうして 最後に二人は仲良さそうに笑っている それだけの事


双極の丘で恋次にルキアを預けて、恋次がルキアを胸に抱えて走り去った時だって
こんなモヤモヤした気持ちにはならなかったのに・・・
なんだっていうんだ 俺!!

「なんだよ、水色!?  うるっせえな、俺は元々こーゆー顔なの!」

ルキアを構う恋次がルキアの髪や指先、肩、腕、手にまで触れて・・・ 
(もしかして、俺ってば めちゃくちゃチェックしてる?!)

恋次!なんだよ、その顔!! まるで俺のもんみてぇな顔してんじゃねえよ!!

くそっ!! 恋次、てめえ!
勝手に触ってるんじゃねえよ! てめえのもんじゃねーんだから!!
あん時ゃ、てめえに預けただけだっつうの!!

ちきしょっ!!
あーもう!理由なんてどうだっていい!! 理屈とかアイツの気持ちとか そんなん関係ねえ!!
おめーら! 鬱陶しいんだよ!!

--喧嘩がはじまる--

(一護、そういうのは 嫉妬 って いうんだよ。 朽木さんの事
 好きだって いい加減認めたらいいのに・・・・・。)  by 水色



09/23/2008