夏の朝
「・・・・ぅん・・・・・・」
夏のねっとりとした湿度と眩しい陽光に起される
ぼんやりとした頭が 意識が ゆっくりと覚醒していく
首に感じる堅い腕枕、優しい寝息、温かい懐かしい香り
動かす身体は 物憂く気だるい
ーー あぁ・・・・ そうか 恋次と朝を迎えたのだ・・・
白いシーツの上を長い緋い髪が広がっている
副隊長になったとは 思えぬような
幼い頃とさして変わらぬのではないかと
訝しく思ってしまうほど 無防備で優しい寝顔を
向ける幼馴染に 自然と自分の顔が緩む
だが、 もはや ただの幼馴染ではない
昨夜も・・いや 恋次に翻弄されて、名を呼びながら
意識を失うように眠ってしまう私に
「おやすみ、ルキア。」と言って
口付けた恋次の顔が満足そうに微笑んでいたのを
脳裏にはっきり思い描けるほど部屋は明るくなり始めていた
恋次によって狂わされた自分の醜態が思い出され 顔が火照り
真っ赤になったことがわかる
と、同時に身体の芯が昨夜の快感を貪欲に思い出しぞくりと疼く
関係は変わったのだ・・・・ 新たな関係に
だが、恋次には 余裕があって
自分ばかりがいい様にされているような感があって
なんとなく悔しい・・・・
ふと気付けば、寝ていた私に下着はともかく
浴衣を着せてくれている
本人は 一糸纏わぬ裸のまま寝ているのに・・・
★挿絵
恋次とすでに何度か肌を合わせたが
よく考えれば 恋次の裸を刺青の入った
その全身を見た事が無いことに気付く
ーー 馬鹿恋次・・・・
こんなに身体のあちこちに墨など入れおって
『刺青を入れる』
その事にどんな意味があるのか 知らないが
入れる際には 激痛を伴うのだと聞いている
それなのに何故、こんなに刺青を入れたのだろうか?
彫り物師の腕が良かったのだろう
黒くくっきりと綺麗に揃った文様は左右対称でとても美しい
厚く広い胸板に等間隔で並ぶ幾何学模様を指先でそっとなぞる
恋次を起さぬように
まるで一筆描きをするように
肩までゆっくりとその淵をなぞり
肩から腕の文様は 同じ様に指先で描いた
腕のラインから脇腹のラインに繋がっているのだろうか
お腹から 脇腹の細いラインをなぞった
いつの間にか 黒いラインを追うことに夢中になっていた
脇腹のラインの終わりの 視線の先
恋次の身体の変化に気付き
視線を感じて慌てて顔を見れば
腕枕をして静かに恋次が自分を見ていた。
ーー !! ///////////
「・・・・・・なに お前、 誘ってんの?」
にやりと哂うその顔に 「/////// ちが!」
慌てて恋次から離れようと後退さったが
素早く腰に腕を回され横たわる恋次の胸の上に倒された
「/////// 離せ! 馬鹿!」
「朝からこんな風に刺激的に人の事を起しておきながら
何 言ってんの、ルキアさん?
ちょっと昨夜は激しくヤリ過ぎて
お前にはキツかったかって思ってたけど
そんな事は無かったみてぇだな。」
「そんな事あるわ、たわけ! いいから放せ!」
「・・・・・・・・・」
「大体 貴様はどうしてそんな恰好で寝ているのだ!?
私には着せてくれたくせに自分は何故、裸のままなのだ?!」
ーー そりゃぁ、お前の事は大事で。
自分の事は面倒だからだろ。
「こうやってお前のご要望にすぐお応えするためにvvvvv
じゃね?!」
「・・・ん・・・やぁ・・、やめ! ばか! 触るな!
私は何も望んでなどいない!」
「んで 着せてやったのは こうして脱がせる楽しみのためにかなvvvvvv 」
「/////// や・・・やめ、恋次! やめろ!
脱がせるな、馬鹿! 変態!
ぁあ・・・・・・・・ぅん・・・・・・・ 」
無駄に抵抗して罵倒するルキアに口付ける
ーー 諦めろ、ルキアvvvvvv
惚れた女にあんな熱っぽい瞳で 一心に身体を見つめられて
指先で触れられて
何もしないでいられるかって・・・・・!!
夏の朝が 暑く 熱く始まる・・・・・。
もう ルキ恋ファンならご存知
今、一番HOTなサイト
》18禁です!! 自己責任でお願いします。《
『裏紅に戌吊るすとは』紫様から頂き物。
《紅が散る》
もうずっと私の携帯の待ち受け(上下どちらも表示できる)
になっている私の好み(萌)ピンポイント ど真ん中の
「恋次」にお話を付けさせて頂きました。
紫様、ありがとうございます。
いつも美味しい《恋次》をご馳走様ですvvvvv
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